今こそ“最新学習歴”で生き延びる時代

はじめに ── 本間正人先生との出会い

私は普段、人を「先生」と呼ぶことはあまりありません。
ですが、本間正人先生だけは、今でもそう呼ばせていただいています。30年前、私がコーチングを学び始めた頃に出会い、先生のセミナーで傾聴や問いかけの力を学びました。

その後、自社で開催した管理職向けのコーチング研修でも先生に講師をお願いし、大好評を得ました。
さらには、私のインド駐在が決まったとき、送別会まで開いてくださるなど、公私ともに先生から多大な影響を受けてきました。

インドと“学びの視点”の転換

帰国後、先生に久々にお会いした際、「今、何してるの?」と聞かれました。
「コーチングしてます!」と胸を張って答えた私に、先生はこうおっしゃいました。

「わかってないね、谷口君は“インド”から帰ってきたんでしょ。今、日本でインドを知ってる人は少ない。だから“インド”をキーワードに仕事をすべきだよ。」

当時は半信半疑でしたが、今ではインド関連の仕事を3つ抱えるようになりました。
まさに、先生のアドバイスが未来を切り開いてくれたのです。

100年学習時代とは何か

さて、ここからは「100年学習時代」についてお話しします。

これは、人生100年時代において、「学ぶ→働く→引退する」という直線的なモデルが通用しなくなり、生涯にわたって学び続けることが当たり前になる時代です。

技術革新、少子高齢化、キャリアの多様化 ──。
変化が激しい今こそ、学び続ける力が人生の武器になります。

学習学 ── 学び方を学ぶ力

この時代に不可欠なのが「学習学(Learning Sciences)」です。
教育学や心理学、脳科学を統合し、人がどうすれば効果的に学べるかを探る学問です。

反転授業、メタ認知、協調学習、そしてAIを活用したパーソナライズ学習などがその応用例です。
私は最近、先生が関わっている「EMS(Essential Management School)」に参加し、学びの本質を深く考える機会を得ました。

最新学習歴 ──「今、何を学んでいるか」の価値

もう一つ注目すべきは「最新学習歴(Learning Record)」という考え方です。
これは、過去の学歴や資格よりも、「今、何を学んでいるか」を重視する視点です。

今では、履歴書より「スキルグラフ」や「学習ポートフォリオ」が評価される時代。
つまり、「自分は今、こう学んでいる」と伝えることが、ビジネス上の信頼にもつながります。

私の学びとこれから

現在の私は、いくつかのテーマで“最新学習歴”を更新中です。

・AIをどう仕事に活用するか(AIを個人秘書のように活用中)
・AI×コーチングの可能性(セミナー参加中)
・行政書士のような法務知識の習得(勉強中)

自分の学びは、自分で選び、自分でアップデートできる。その実感があります。

まとめ ── あなたの最新学習歴は?

あなたは今、何を学んでいますか?

日々の読書、AIとの対話、勉強会への参加 ── すべてが「最新学習歴」になります。それをFacebookやLinkedInに少し書くだけで、学びへの意識が高まり、新たな機会が生まれます。

50代でも60代でも、まだまだ伸びしろのある年齢です。
遅すぎることはありません。
小さな学びが、あなたの未来を大きく変えるかもしれません。

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