インド人はいつも同じカレーを食べます
はじめに:再びの日本出張同行
10月初めから、インドから2名出張で来日しています。
稼働日6日ですが、前後の土日祭日を入れると11日間の出張になります。
彼らの日本出張で私が対応するのは2回目です。
1回目は朝から夜まで一緒にいましたので、(朝食は自宅で取りましたが)昼食と夕食は必ずインドカレーです。
今回は、インドカレーは1日1回とし、夕食は自宅で食べるようにしました。
それでも気になるのは、毎回彼らが行くお店は同じ、オーダーするメニューも同じであることです。
決まった店、決まったメニュー
新宿では「SITAARA Grove」@新宿タカシマヤタイムズスクエア に行きます。
今年2月の日本出張時に、「ホテルがある新宿でインド料理をさがして」と言われ見つけたお店です。
このときは3回通いました(私も)。
今回は、彼らは毎晩ここでカレーを食べ、1回は私も昼食で食べました。
新宿には多くのインドカレー屋さんがありますが、場所が近ければ毎回通うので、お店のスタッフとも顔なじみになります。
そして、注文は毎回同じです。
- パニールカレー
パニールとは、フレッシュチーズの一種ですが、見た目は木綿豆腐に似ています
実際は、ほうれん草のペースト(サグといいます)が入った「サグパニールカレー」を注文します - 豆カレー
豆は2種類あり、優先順位が高いのが、チャナ(ひよこ豆)カレー
次が、ダール(レンズ豆:ひよこ豆に比べて小さい)カレー - チャパティ
「チャパティ」は全粒粉を捏ねて生地を作り、発酵させずに薄い円形にして焼きます
日本のインドレストランで食べる「ナン」は小麦粉とイースト菌で発酵させてタンドール窯の内側にペタッと張って焼きます
一人はバター付き、1人はバター無しです
ですから、店に入って座ると
「サグパニール、チャナカレー、チャパティのバター付き2枚、無し2枚」と全く同じです。
同じ店で同じメニューを続けます。

以前から感じていましたが、インド人(の多く)は食生活の変化を好まないようです。
インドの自宅でも、出張先の新宿でも変わりません。
大阪でも繰り返されるルーティン
追記ですが、週末に大阪難波に移動。
2月に行ったSingh’s Kitchenに再度行きました。

初日は、いつものカレー(パニールカレーと豆カレー)でした。
2日目も3日目も同じです。
同じ店、同じメニュー、変化を求めずにいつも同じものを食べる日々……
新しいものを食べる楽しみはインド人にはないのでしょうか?
たまたま、来日中の2名が保守派なのでしょうか?
それとも上司が保守派で部下はそれに従っているのでしょうか?
今日は出張最終日なので、カレーを食べるのは覚悟していますが、せめて違うメニューを味わいたいという、同行日本人の願いです。