第72回奎星展にて前衛書を見てきました
先日、上野・東京都美術館で開催中の「第72回奎星展」にて北海道在住の鈴木育実さんの前衛書を見てきました。
私は書道にはあまり詳しくありません。
過去には冬休みの宿題で「お正月」などを父に手助けをしてもらい、やっと提出した・・レベルです。
それなのになぜ上野・東京都美術館で開催された奎星展に行ったかと申しますと、今年更新した私のホームページのトップページにある 「多様性を活かす組織創りのエバンジェリスト」。
これはPCのフォントではなく、鈴木さんの自筆です。
鈴木さんは書道家と聞いておりましたが、実際の書を見る機会が今までありませんでした。
そんな中、先日鈴木さんから「書が入選しました!」との連絡をもらい、早速書道展に来た、という経緯です。
部門は「前衛書部」。「お正月」のような楷書ではなく、写真のような作品です。
タイトルは「Transition」:変遷 です。
前衛書を端的に言うなら、尖鋭的で独自性のある書表現です。いわゆる、書美の要素への探究とその展開に新天地を求める書の前衛を標榜し、文字の可読性を超えた空間・時間性の抽象芸術であろうとする美へのあくなき表現の試行です。その営みは、作家個人の創作意図に基づき、多彩であり、表現方法の自由度は高く、また、文字との関わりも多様です。その根底には、古典研究、美術思想、新たな書理論が支柱として存在しています。
奎星会HPより引用 https://www.keiseikai-shodo.com/
ちなみにこの作品は、ばん馬の尻尾の1.2mくらいある筆で書かれたとのことです。
今後も鈴木さんの活躍に注目です!