部下に教えて、仕事をやり切らせる方法
2019年6月21日 Vol.035
業務依頼をして、期日直前まで待っていると、部下から提出された内容が・・
あれっ 依頼した内容と大幅にレベルが低くて・・
明後日のプレゼンに間に合わない、どうするの? と焦った経験はありますね!
(と確信したように言ってますが・・)
そんなに言うならちゃんと教えてくれよ! という気持ちだった若かりし頃を思い出します。
そうなんです。上司は何でも知っているようで、説明が下手だったり、ポイントがずれていたり、いつまでも同じ事しか言わなかったり・・かなり上司の教え方に不満を持っていた(私は)若者でした。
今日のテーマは「適時に教える」です。
こんにちは、谷口彰です。
まず考えることが重要!と部下に認識させる
仕事を任せても、部下が「わかりません」という表情をして、暗に教えてください、を求めている場合があります。そんな時にどうしますか?
私は、当面は(期日まで余裕があれば)放置主義です。なんでも教えてあげないぞ!という立場です。若い時は困らないとね!
という立場で、ヒントを上げます。
Aさんは、過去のこんなプレゼンしたけど、話聞いたらヒントになるかも
(と言いつつ、一応Aさんにはメールで軽く依頼はしますが)
この資料はナカナカ内容が濃いから参考にしたら・・
程度ですが、ヒントです。
放置しつつ横目でみながら気にする
その後は放置しますが、気になるので横目で見ます。進歩があるなら、そのまま放置しますが、まだ何も進んでない場合は、呼んで指導です。
指導内容は、そもそもこの資料は何を目的として、誰を説得しようとしており、その結果、このテーマが成功したら、お客様・業界にとってのメリットは何? もちろん会社へのメリットも明確にしなければなりません。
その後はまた少々放置して・・と言うようにします。
あくまでも業務ですから日程を見ながらの対応となりますが、まず困らせて、考えさせて、ちょっとヒントあげて、また困らせて・・の繰り返しです。
私が若かりし頃、一番困ったのは、ヒントをもらい資料を作ってもアドバイスるをもらえずに、最後にちゃぶ台返し ではありませんが、
「ん~、私のイメージとちがうね・・」と 具体的は事を言わずに、抽象的指摘で、次に何をすればいいか? を全く答えない人。 いますよね!今でも・・
部下を指導し、成長させ、将来の担う人材としつつ、日々の業務を回していくって本当にリーダー・経営者の方は大変は仕事をしているといつも思っています。
それが仕事だから・・と言えばそれまでですが、部下育成と業績アップは大変ですね。
仕事をやり切ってもらう という上司の強い思いが大事
部下の育成を 放置する⇒横目で見る⇒ヒントを与える⇒横目でみつつ放置する、のサイクルはかなり成功率が高いです。
と同時に、この部下には絶対今回で何かをつかんでもらい、成長してもらうんだ!という上司の決意(少々大袈裟ですが、それに近いようなもの)があると、その気持ちは絶対部下にも通じます。
是非リーダー・経営者の方々が、放置しつつアドバイスで部下が成長する姿を見たいです!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
よい一日をお過ごしください。