老後は不安ではなく、自由を楽しむ時代へ ──『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる』を読んで考えたこと
日本の定年後は「世界一の楽園」という視点
目次
定年後は、ストレスが少ない生活をしつつ、プチ起業的にほどよい収入があるといいな、と考えています。そんな時に、新聞でこの本を見つけました。

定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010) 佐藤優 著
佐藤優氏の著書『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる』を読んで、まず驚いたことは、「日本の定年後は世界的に見れば圧倒的に恵まれている」という指摘でした。
年金や医療費の不安ばかりが報じられる中で、「日本ほど老後の基盤が整っている国は他にない」と断言する著者の視点は、強烈なカウンターとなり、老後に対する思い込みを大きく揺さぶられました。
他国の状況は詳しくないですが、「年金があれば(贅沢はできませんが)普通の生活はできる」と年金受給1年目の感想です。
幸せな老後を決めるのは制度よりも「自分の態度」
著者が強調するのは、制度の良し悪し以上に「自分自身の態度」が幸福度を左右するという事実です。
恵まれた環境にいても不安ばかり数えて行動しなければ、楽園も地獄になる。
逆に小さくても行動し、好奇心を持ち続ければ、定年後は人生で最も自由度の高い時期になる──
このメッセージは、年齢を重ねるほど視野が狭くなりがちな私たちにとって心強いものです。
よく不満を常に言っている人がいますが、自分のエネルギーを吸いとられるのでは? の恐怖から、なるべく近づかないようにしています。
会社の肩書きを手放し、一人の自分として生きる
印象的だったのは「会社の看板を手放す覚悟」を説く部分です。
サラリーマン生活で追い求めて?きた 「肩書き」や「役職」は定年とともに失われます。
だからこそ「一人の自分として生きる覚悟」が必要だと著者は語ります。
これは過去の華やかな自分像との決別でもあり、自分の名前で再出発するための精神的準備です。
会社に頼らない人生をどう作るか──この問いは現役世代にとっても重要です。
自由な時間をどう使うか──孤立しないための工夫
定年後の最大の特徴は「時間の自由」です。
ひきこもるのも自由、趣味に没頭するのも自由。
*ひきこもりについて、「自分のストレスレスな環境を見つけた結果、ひきこもるのであれば、そこで自分の好きなことをやりつづければよい」というメッセージにはホッとするものがありました。
現役時代のしがらみを整理することで、本当に必要な人間関係が浮き彫りになります。
著者の「世の中は意のままにならないと自覚している人は孤独にならない」という言葉は、老後のメンタルケアにおける重要な視点だと感じました。
好きなことを続けて、趣味と実益をつなげる生き方
著者が推奨する「好きなことを5年続ける」という考え方も印象的です。
5年間続ければ専門家と呼べるレベルになり、自然とネットワークも広がり、趣味が実益に変わる可能性も高まる。
定年後は義務で働くのではなく、楽しみとして少しの収入を得る働き方ができる──これはまさに“第二の青春”を自分で作る方法だと感じました。
「プチ」でなにかを始められたら、楽しい日々がありそうです。
まとめ──老後は恐れる時代ではなく、活かす時代
本書から得た最大の学びは、「老後は恐れる時代ではなく、活かす時代だ」ということです。
悲観に流されず、制度の良さを理解しながら、自分の態度を整え、好きなことを続ける。
その積み重ねが、安心と自由が両立する人生をつくっていくのだと思います。
👉 あなたなら、定年後の自由な時間をどう使いますか?

