職場における「心理的安全性」を維持する
2019年7月10日 Vol.039
最近雑誌やセミナー案内で、職場のおける心理的安全性をどう作るか」などのテーマをよく目にします。
心理的安全性が高く保たれていると、企業・職場における生産性が高まり、創造性が高まる、と言われています。
では、その心理的安全性とはなにか? どうそれを維持するのか? 調べて見ました。
今日のテーマは「職場の心理的安全性」についてです。
こんにちは! 谷口彰です。
心理的安全性とは?
グローバル企業、かつクリエーター集団である グーグル(Google)の調査によると、
組織において生産性を高めるには、自分の考えや感情をそのまま表現できるかどうかの「心理的安全性」が他も照れている環境であることが重要である、
との結果です。
つまり・・
・何か気になることがあり、それを言葉にする
・それが正しくないのでは? と感じた時に、それをすぐ(根回し等なしで)
指摘できる
・新しいアイデアが生まれた際、その場で発言でき、周囲がそれをきちんと
聞いて入れる
という事です。
会社組織では、上位者の意向を汲んで「忖度」する文化があります。
それは、心理的安全性の職場とは真逆で、ことなかれ主義の職場です。
そんな職場からは、生産性を高める斬新なアイデアは出てきません。
なぜなら、失敗したらマイナス評価に決まているからです。
リスクをとり、生産性を高める職場にするためには?
心理的安全性を作り上げ、それを維持する方法ですが、
①この職場は安全・健全は職場環境である、という上司からの宣言と実行
②相手の話をきちんと聞く姿勢
③お互いが率直に話ができる環境つくりと関係性の維持
④意見の相違がある場合、その相違点を明確にし、その原因と理由を明確にし、
お互いの合意点を見出す
等があげられます。
つまり、まず上司が、私に忖度すべき、という考え方を捨て、混沌としても、
いつも何かあたらしいことへのチャレンジを求めている。
失敗を恐れずにチャレンジすべき、という事を日々実行する決意が必用です。
失敗賞を作り、心理的安全性を会社として推進している
大阪にある太陽パーツさんは面白い会社で、表彰制度として「失敗賞」があります。失敗した社員に罰を与えたり降格させると、社員が委縮してあらたなチャレンジが出なくなります。
そこで「失敗賞」を作り、チャレンジすることが大事である、という事を示している真の「心理的安全性」が高く保たれている会社です。
リーダー・経営者としては、様々な意見が社内で氾濫し、一見とりとめの会社に見えるかもしれません。でもその混沌が今後の生産性を高め、革新的なアイデアが生まれる秘訣です。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
良い一日をお過ごしください。