コミュニケーションの前に必要なものは?

2019年5月22日 Vol.014「必要なもの』の重要性に気づいているか?

こんにちは、谷口彰です。

今日は「必要なものの重要性に気づいているか」という内容です。

 

会社では、毎朝の朝会(5~10分)、毎週の週会議(30分)更に、毎月の月次会(3時間)とかなり時間をかけて情報の共有化をしています。月の合計は10時間となります。

さらに、そこに何人も参加するので、時間としては、月に100時間以上も情報共有化に費やしています。では結果はどうか?

先日、お客様からクレームを戴きました。弊社の対応不足についてです。

この件は、すでに朝の会議で情報共有化され、対応も既にされた、と信じていましたが、実はお客様はまだ細かい点で納得されていませんでした。

お客様からのクレームを聞いて、なにか別の件の話かかな?と思ったほどです。

担当部門に詳しく聞いてみると、実は報告後にお客様と何度かやり取りをしていましたが、お客様の納得を得ることは出来ていなかった、との事でした。

 

この時に私が思ったことは・・

毎朝、毎週、毎月に情報共有化の時間を取っているのに、肝心なことは、共有化されていなかった、と事実。では、なぜ共有化されていなかったのか?

まだ完全に納得はしていませんが、私の理解としては、組織全体に『信頼関係』が十分に構築されていなかったのだろう、という事です。

本来あるべき姿は、特に「ヤバい」内容は一刻も早く情報を共有化して、会社として対応すべき、なのですが、今回のケースを通じて、なぜ「ヤバい」内容が(隠されたとは思いませんが)その後報告されない理由として

自分の領域なので、自分で対応したい、という強い責任感。と同時に、自分の領域なので、他部門に対応遅れを聞かれたら恥ずかしいという思い。さらに、それを責任者の私には伝えにくかった、という信頼の薄さ(怒られるかもとの不安など)

コミュニケーションは大切、と言われ、様々な本、セミナーなどが開催されていますが、さらに大事なことは、その土台となる組織に居るスタッフ全員との強い信頼関係がない限り、本当のコミュニケーション(一番大切なことを伝える)は成り立たない、という事です。

 

少々残念に思いつつ、まだまだやるべきことが満載なので、これを機会に今までのやり方を見直す良い機会だと思っています。

リーダー、経営者の皆さん。組織内は強い信頼関係で結ばれていますか? それをどう把握されていますか?

 

今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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