今「学び直し」をしないと無能化しつつある!

2019年8月7日  Vol 052

 


人財は多様化し、シニア社員対応、女性進出対応、価値観の違う若手対応、外国人対応・・など日々大きな変化があります。

 


さらにインターネットにより、情報収集が簡単となり、どの情報が正しく、どう今後の戦略対応はどうあるべきか? 

 


VUCAの時代と言われ、世界情勢・経済が先行き不透明だからこそ、自ら必要は情報を仕入れ、情報処理をする必要に迫られています。

 


ですからリーダー・経営者は自ら学び直し、令和の時代にマッチしたマネージメント方法にアップデートする必要があります。

 


今日のテーマは「学び直す」です

我々は生まれてから学び続けています。


学び続けていますが、それは誰かが引いてくれたレールの上で学び続ければ立派は社会人・マネージメントに成長できました。



幼稚園⇒学生、と「学校」で学び、社会人になると、新入社員研修、チーフ研修、主任(係長)研修・・・管理職研修・・・と日々学びますが、それは会社内であれ、誰から準備してくれたレールの上をきちんと歩んでいます。



しかし、変化の大きな社会において、今ままでの教育だけで、本当に今後を乗り切れるのでしょうか?

 


「学び直し」「リカレント教育」という言葉がネットではよく見るようになりましたが、何を学び直すのか? 



よく見る言葉としては、英語・エクセル・パワーポイントなどが挙げられています。



もちろん、日々の仕事で必要になるのでしょうから、それはまず学び直しましょう、となりますが、ではさらにその次は何を学び直せばよいのでしょうか?

 

学び直しとしてのハードスキルとソフトスキル

 


ハードスキル
経理・財務、労働法、統計学、プログラミング(エクセル関数やアクセスなど)⇒ 正解があるスキル


ソフトスキル
コミュニケーション、ファシリテーション、リーダーシップなど
 ⇒決まった正解はないが、答えを導き出す能力が求められる

 

 

 


学び直し・リカレント教育では、社会にでて働き⇒学び直し⇒バージョンアップして働く⇒学び直し⇒さらにバージョンアップして・・という循環で学び直し・リカレント教育が進んでいきます。



その際是非お勧め・考えていいただきたいのは、会社のレールの上に乗った学び直しをまだつづけるのか? です。

 

自分は何の専門家を目指すのか? 

 


どんなスキルを求めたら会社・社会でより価値が上がるのか? を考えていただきたい

 


ハードスキルは大切ですが、これは幅が広く深いです。これを追い求めると際限なくなります。


よって、私のお勧めは、社内・社外の専門家を知っておくことです。



私の例ですが、新会社設立の際は、社労士さんにお願いして最新労働法に基いて社内規定(就業規則、給与体系、退職金制度など)の確認とアドバイスをいただきました。本当に詳しくていつも勉強になりました(実際のケースを専門家に考え方を学ぶ機会としてはとても有意義でした)



さらに、ちょっとしたシステムについては、社内でエクセル関数・アクセルに強い若手に教えてもらい、中規模システムは、外部のソフトウエア開発をしている知人にお願いしました。つまりハード的は知識は外部からの調達です。

 



しかし、ソフトスキル:これは正解がないのでどこまで学べばよいのか? が不明確な点はありますが、逆に学び続ければそれは解消します。



私はプロフィールにもありますが、管理職になり立ての際、部下とのコミュニケーションに悩み、コーチングを学び、そして今ブログを書きつつ、さらに学び続けています。



しかし、このソフトスキルは、自ら学ぶ人は(ハードスキルに対して)多くなく、また会社としても重要性は感じつつも、一律的はレールを引きにくく普及度は限定的です。

 



さらに、多様化する人材対応としてはこことのコミュニケーションが必要となるので、その面でもソフトスキルを学び続けることは、リーダー・経営者としてはとても強力は武器となります。

 

ピーターの法則・管理職は無能化する、を避けるために


会社におけるピラミッド形の組織を昇格して上位職に行けば行くほど、ピーターの法則が見えてきます。

 



それは、
・人は自分の能力の限界まで出世する
・そしてそのポジションで留まると、その人はその時点で無能化する
・まだその限界まで達していない人は、さらに上を目指すが、組織はまだ上を目指す人たちで運営されている

 

つまり、優秀な主任は、努力して課長になりますが、その人の能力の限界が課長レベルであれば、その元優秀な主任は、課長として無能化する、ということです。

 



つまり、課長は課長以上に昇格できず、課長としてはちょぼちょぼの人です、という意味。さらに組織には、部長を目指す人が日々切磋琢磨しているので、彼らの働きが組織運営をしている、ということになります。



ですから、昇格しても定期的な学び直しは必要となりますが、上位職を目指すことはさらに厳しい競争があります。


そこに敢えて飛び込むことも一つの生き方ですが、そのポジションにとどまりつつ、ソフトスキルを充実させて、組織運営に対して(無能ではなく)プラスの結果を貢献できる。そしてソフトスキルを獲得した本人は、希少性を増して、組織内で重要な人財になっていくことになります。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
よい一日をお過ごしください。

 

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