リーダーの成長 3ステップ
2019年6月17日 Vol.031
今日のテーマは 「リーダー育成の3ステップ」です。
お客様とのヒアリングを通じて、相談事の上位にいつもあるのが、次期リーダー・経営者の育成です。そのためのプロセスはどうあるべきか?
仕事ができるので、リーダーに抜擢したが、人望が薄くチームをまとめきれない。何が問題なのか?
業務スキルはあるが、人間的に社内からも社外からも期待されるリーダー像はどうあるべきか?
などなど・・
こんにちは、谷口彰です。
リーダー育成・人材育成はとても時間が必用ですから、次期リーダーが必用と思った際には、即リーダー育成を開始することが大切です。
まずあなたが求める理想のリーダーとは? ですが・・
良くお聞きする「良きリーダー」の定義ですが、
・目標設定ができる(自分を超えるようなチャレンジ目標設定)
・マインドセットが出来て、リーダーたるものの自覚を持っている
・業務の仕組化と見える化を推進できる
などがあります。これはリーダーの基本なので、まずはこれができるようにならなければなりません。でもこれだけで、本当にリーダーとしてチームを引っ張れるのでしょうか?
私が「期待されるリーダー・成長の3ステップ」をつくるとすると・・
①目標設定
・できる目標、すべき目標の両方を設定できる
・できる目標はPDCA管理にて管理し、確実に目標達成をする
・すべき目標はOKRで管理し、部下を鼓舞して、達成への道のりを部下に探させる
②強く想う事
・実現したい目標をどれだけ強く「想う」ことができるか、が重要
・強く想えば想うほど、単なる利益目標では物足りなくなり、最終的には
社会・国家にどれだけ貢献できるか? 社会のために何を実現するのか、を
徹底的に考えることが必用になります。
③リーダーが、もう自分はこの組織を改革できない、と思ったら、リーダーをやめるべき
・これは、求められるリーダー像ではなく、リーダー育成を必要としている今のリーダーに対するアドバイスです。
・「ピーターの法則」という言葉があります。
企業のサラリーマンは、その全員が自分の能力を進展させ続けなければ組織がいずれ無能化し、機能しなくなるというもの。
つまり、サラリーマンが能力の極限まで出世するが、その時点で、出世は終わり、その後の進化はなくなる、ということです。
リーダーを育成しようとするリーダーは、本当に自己研鑽を続け、いつまでも組織にとって見本となる人間でしょうか?
もしそうでなければ、潔く後輩に道を譲るべきです。
つまり、リーダーたるべき人は、高い目標を設定し、その達成に邁進するが、その目標そのものが、金銭的なものだけでなく、社会への貢献など、その企業・仕事が社会にとってどんなメリットがあるのか? を明確にする必要があります。
また、どのレベル(ベテラン・新人だれでも)のリーダーも常に自己研鑽を続け、いつまでも自己変革をしつ付けない限り、組織は衰退していきます。
リーダーを求める人は、リーダーを超え続ける気持ちを持ち続けることで、組織は活性化していきます。
管理職には終わりはありません。それは仕事というよりも、その人の人生そのものが幸福感に満ちているか? という事になります。
リーダー・経営者の皆さん、日々進化していますか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。