カイゼン病の処方箋は「妄想力」

2019年6月18日 Vol.032

今日のテーマは 「妄想」です。

部門のレベルでも、会社のレベルでも収益拡大は必ず出てくるテーマです。
また、同時に既存権益は守れても、新規業務で結果を出すには、
なかなか時間・追加要員など実際は手間暇かけても即効性をなかなか
出せないものです。

こんにちは、谷口彰です。

会社では様々な手法を使って、管理を強化し、今の問題は何か?を突き詰めています(突き詰めようと努力しています)。その結果、業務結果が予定通りでない場合、結果分析に時間をかけており、評価会数日前から資料作りに時間を割かれてしまいます。

私は業務を2つのカテゴリに分けて管理しています。

①継続案件、収益基盤であり、目標は必ず達成
      且つ、拡大するために、お客様のご要望をしゃぶり尽くして
      これでもか! というレベルまで営業を推し進める

      管理はPDCAできっちりと回す。
PDCAは古い、とか硬直化・・などとネット上でコメントが  
      ありますが、実務を携わっている立場からすると、とても
      管理しやすいツールです。ですから、日々のカイゼンが勝負。

      ただPDCAは ①既存案件、②管理項目が明確化 している
      業務には最適ですが、新規・開拓案件には不向きですね。

②新規案件、今後の収益拡大の柱になりそうな案件
      まだまだ収益的にはすくないですが、会社として意図的に
      「今後の拡大領域」として決めたもの。

 

では、新規案件はどうやって方向を決めるか!? ですが、
私の方法は、(ふざけていません、真面目です)妄想します。

例えば、業界紙や会合ではいろいろは情報が入ってきますが、そこから3年後にはこの領域の売上を〇倍にしたら、会社の収益構造は△△となり、景気タフネスが強化される。また、この領域にはまだ競合は少ないから、上手くいけば面白い! 等々です。

また、この妄想は、簡単にできるか?と質問されますが、答えは NO です。

瞑想癖が必要です。ですから、日々15~30分位を目途に、新聞読んだら妄想。業界紙読んだら妄想。情報交換会したら妄想。今はネットがるので、Googleでいろいろは情報を見ながら、だんだん妄想を膨らましていきます。

そして、昼食時に、スタッフに、「いまこんな妄想しているけど・・・」と話します。ほぼ相手にされません(ああ、またいつもの妄想ね・・程度です)

が、妄想が繰り返される場合があります。そうすると妄想を何度もいっているので、スタッフも大体の妄想背景がわかり、いくつかの質問、提案、反対意見などが出てきます。それを繰り返していると、瞑想が精緻となり、新しい施策が生まれることが多いです。

でも、その妄想を語るときに大切なのは、ストーリー性です。今と将来はどんなに変わって、それが会社にとって多くな変化点となり、さらには、会社にとって大きな変化点と成りうる、ということを熱く語ります。

それから施策展開ですが、当初は海とも山ともわからないので、ガムシャラに数多く鉄砲を撃ちながら進んでいき、その後焦点を徐々に絞っていきます。

その際の管理手法は、PDCAでなく OKR がお勧めです。
これは、目標を定性的に設定し、個々の目標は定量的に設定します。
ですから、最終目標達成には時間は掛かりますが、それをあまり気にせずに、短期間では定量目標を少しづつ設定して前進しつづける、というものです。

(長々と書きましたが)
収益基盤の施策は、PDCAできちんと詳細まで管理
将来施策は、まずは監督者が妄想から方向性を出し、それをOKRで
まとめ上げる、がポイントとなります。

なお、PDCAとOKRについては別途説明予定です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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