幸福学から学ぶ「会社を幸せでいっぱいにする」4つの秘訣とは?
2019年6月19日 Vol.033(2019年8月18日追記)
皆さんの会社には「幸せ」がありますか?
それとも、コンプライアンスがあり、時短で残業規制があり、ライフワークバランスで有給取得を規制としてやっており・・「幸せ」なんて考える暇ないよ・・・ が本音ではないでしょうか?
でも社員が幸福だと、生産性があがり・・というデーターもありますので、リーダー・経営者の方は「幸福学」についての知識は必須となってきています。
今日のテーマは「幸福学で社員を幸せにする」です。
こんにちは、多様化人財対応の専門家 谷口彰です。
幸福学が目立っています
ところが最近、アマゾンや書評で、「幸福学」ですという言葉がでてきます。
NHK白熱教室で「幸福学」が放映され、そのYouTubeの閲覧回数がとても高くあなっています。講演会などでは「前野隆司」さんのお名前をよく見ます。
実際に日本で講演会を聞いたこともあります。
なぜ理系の技術者が「幸せ」について深く研究しているのか? はちょっと横に置いておいて、会社の運営で「幸せ」は最高位のKPIか? という問いを関係者に投げて、当初はボロボロになるほどの指摘をもらったそうです。
幸せな社員は創造性が3倍高い
3倍と聞いて、リーダー・経営者の方はどう思いますか?
ほとんどの方が、「??」ではないでしょうか?
ただ、私は人間の想像力、創造性、効率性については、かなりの可能性があると信じています(3倍以下の場合もあるし、3倍以上の場合もあります)
例えば、今日は大切な友人(恋人)との飲み会がある時、朝からの仕事の生産性はとても高いです。脳が汗をかいている状態が8時間継続しても、まだエネルギーは尽きません! って経験ありませんか? ありますよね!
また、期日までに資料をまとめなければならない際、チームで対応するときに「あれはだめ?」「これ行けるよ!」「前に作ったこの資料を一部変更すれば」など、短時間の間に企画がまとまり、どうにか滑り込みセーフで企画が承認された、という経験あります。
どうやってそういう環境ができたのでしょうか?
前野先生とは少々違いますが、私はこれらの4つが社員の幸福度を上げると考えます。
① チームが仲良しである
・メンバーの顔色が悪いと皆で心配する関係性
・お互いのプライベートもある程度知っている関係性
② チームがそれぞれの得意分野を理解し、それを活用している
・資料作成が得意(パワーポイントの絵が上手い!)
・インタビューが得意で、情報収集がすごい
・資料全体のストーリー作りなら一番!
③ それぞれが人生で成功経験があるので、つねに前向き
・以前ラグビーで秩父宮の公式戦に出場した。
あの頃の合宿・練習に比べれば、今は何でもできる気がする
・ドクターXの大門先生ではないが、自分に自信があり「失敗しない」
という気持ちで日々すごしている
④ 「自己決定」によって仕事をしている
・仕事は上から降ってくる(組織の上位者からの指示)と言われますが、その過程であっても、部下に仕事の裁量を与え、大きな方向性は上司が決め、その中身のやり方は部下に「自己決定させる」というやり方は、仕事に責任感を持たせ、かつ仕事の終了時に達成感が高まることから、幸福度が高まると思います。
こんなメンバーなんていないよ! こんなことする時間ないよ! と言われるかもしれませんが、実際は通常メンバーの性格をよく知り、過去の成功体験を聞き、将来何をしたいか? 今の仕事をどのように進めていき多いのか? そのために必要なサポートな何か? をヒアリングして、チームを作ると・・楽しい「幸福度」が多い組織が作手、リーダー・経営者の方々も幸せな日々が過ごせます!
つまり、「幸せ」とは給与、福利厚生、会社の職位(地位)にも関係しますが、それ以上に、自分が認められ、得意分野を発揮でき、成功体験を積み上げることができて、初めて真の「幸せ」を感じてもらえると思います。
実際、「幸せ」を社員に感じてもらうには、手間がかかります。子供を育てるのと同じです。4歳児に自転車の乗り方を教えることに比べれば楽です(笑)
手間かけて創造性3倍とするか? 要員増して3倍とするか? もうお分かりですね! 手間かけるしかないです!
参考までに前野さんのビデオを添付します。ご覧ください。NHKのYouTube(ちょっと長いですが)時間あったら見てください。示唆に富んだ内容です。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
良い一日でありますように!