自分の夢は何かを明確にする

【シリーズ⑯】特定技能でインド人自動車整備メカニックの日本就業へのいきさつをお伝えします。    

特定技能で働く二人は、自分で稼いだお金をどう使うか?について夢を持っています。 

もちろん、私も稼いだ(といってもちょぼちょぼですが)お金をどう使うか、いろいろと考えていますが、インド人の対照的な考え方は、私にもとても参考になります。 

20代後半の二人は、毎晩WhatsApp(日本のLINEのようなソフト)を使って実家のお母さんと話をしています。

 マザコンではありません。親を大切にして、稼いだお金をどう有効に使うか? を相談しているようです。 

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Pradeepの場合

Pradeepの最近一番の買い物は、iPhone15 Pro Maxです。 
(詳細はこちら

インドでは贅沢税が付加されて、日本円で30万円程度と超高価な携帯です。 

日本でも18万円程なので、安くはありません。 

彼は、妹の結婚式で帰国する前に、iPhone15を買いました。
これにより、「日本で稼いているという象徴である iPhone 15を買って、地元に凱旋する」という大きな願いを叶えました。 

Muniyaの場合

Muniyaも今度、携帯を買い換えます。 
実は iPhone 15が欲しいのですが、彼には地元で家を建てるという夢があります。 

彼曰く、「祖父が建てられなかった、そして父が建てられなかった家を私が建てる」とのことです。
「家を建てることは一家の夢であり、それを自ら実現したい」と。 

ですから携帯はiPhoneではなく、Samsung製のものを買います。彼曰く「これは我慢ではなく、何にお金を使うかを考えた結果であり、やはり私は家にお金を使います」とのこと。 

すでに土地は購入済みで、今後家を建てる契約をします。 

二人のお金の使い方に思う

彼らの日本での給与は、インドでの給与の4倍です。 
4倍もあればかなり浪費?してもお金は残るはずです。 

しかし、彼らはピンポイントにお金を使い、それぞれの夢を叶えています。 

私は、何となくお金を使い、ちょっと美味しい物を食べて、ちょっと日帰り旅行に行って楽しんでいます。とても楽しい日々ですが、それは夢を叶えているのか? ちょっとした楽しみを味わっているのか? 

もし自分が今の収入の4倍を稼ぐことができたら、その時はどんな夢を叶えようと思うのか? 

二人のインド人の金銭感覚とお金の使い方から、「夢」について考える時間をもらいました。 

今後の二人

先日、特定技能2号(滞在期間の制限がなく、家族帯同が許可される)の試験内容が発表されました。職場の工場長に見てもらったところ、「ちょっと難しいですね。きちんと勉強することが必要です」とのアドバイスを受けました。 

Muniya が夏休みに一時帰国するので、その後、特定技能2号の勉強を始めます。我々のチーム(特定技能支援機構)には2級整備士の方がいるので、彼を先生として学びを深めていきます。 

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