小さな成功体験が人生を豊かにする
2019年7月9日 Vol.038
人生でもビジネスでも「成功体験」が大切といいますが、ではどうやって成功体験を積むのでしょうか?
だれもが、うまくやれた!という感情はあるはずですが、
私には成功体験がない! と言い切る人がいます。 なぜでしょうか?
私には自信がなくて、そんなことできそうにもありません・・と言う言葉を部下から聞いたことはありませんか?
今日のテーマは「小さな成功体験を積む」です。
こんにちは 谷口彰です。
成功体験とはなに?
成功体験とは、自分の行動に対する評価です。よって
① 自分の経験で上手に出来た、という事実を認識する
② その事実に対して、第三者が、その成果を認め
③ この①と②の組み合わせが、「私は成功した」とワクワクした感情
と私は理解しています。
ですから、自分がよし!出来た! と思っても、周囲(親・教師・上司)が
その事実を認めない(あっそっ、出来たの・・)的は反応だと、
当人は出来た思っても、それは成功体験として記憶されません。
成功体験の例
とても小さな例ですが、
自転車に乗る
子供が幼稚園に通う頃に自転車に乗りますが、最初は両サイド補助輪付きです。
その後、片方の補助輪を取り、最後は、本当に補助輪なしの2輪車走行になります。その際親はかなり自転車を抑えたり、一緒に走ったりかなりの体力を消耗しますが(私は当時クタクタになりましたが)、最後に自分一人で、補助輪無し
走れた時は、私も嬉しかったですが、本人が鼻高々でした。
その後私の父母にあった際、補助輪なしで走れるようになったことを伝え、二人から「すごいね~、もう大きなお兄ちゃんになったね! 補助輪無しで走れるなんですごいことだよ。」と少々大袈裟にもめてもらい、本人は大満足でした。
という30年位前の話ですが、息子の最高の笑顔を今でも鮮明に覚えています。
キャッチボールが出来る
その後、息子の次の成功体験はキャッチボールで、ボールが私の胸のど真ん中に投げられるようになった時・・よっしゃー 大人と同じコントロールだ!と大声で褒めました。などなど本当に小さな成功体験を積み重ねていきます。
このような体験を積むこと。 つまり やってみる+さらにやってみる+頑張ってやり続ける という本人の努力とそれを可能にする周囲のサポート、そして、それが成功したときの、周囲の承認 これが「小さな成功体験が人生を豊かにする」という流れです。
会社における成功体験は積めているのか?
自転車とキャッチボールで小さな成功体験を積むことができ、さらには、それが人生を豊かにする、と書きましたが、実際会社では、サラリーマンとしての成功体験はきちんと詰めているのでしょうか?
会社での業務で脚光を浴びるのは、新規事業・プロジェクトなどの数少ない職場であり、日々のライン業務(定例業務)は一般的な業務とされ、その成果は、結果が正しくて当たり前です。
それらを担当している部下に対して、どうやって成功体験と感じてもらえるでしょうか?
例えば
・この業務は地味で、かつ間違わなくて当たりまえの業務だよね。
私は、この業務は、「地球の空気」だと思ているよ。
つまり有って当たり前に感じている。だれも地上に空気があることに日々感謝
はしていない。でもなくなって初めて空気の偉大さに気づくよね!
だからこの業務は絶対まちがってはいけない重要な内容。つまり空気と一緒。
絶対空気を切らしたらだめだよ。日々大変だけどしっかりとお願いします。
これは実際に私がある部門に対して声を掛けた内容です。
日々の確実は業務成果に対する、承認を行いました。
すると(偶然かもしれませんが)その後、このチームから業務改善提案が出され、かなりの業務効率化が生まれ、本当にその成果を皆で喜んだ覚えがあります。嬉しかったです!
つまり、会社での日々成功体験を見つけ、それを承認する機会は多くあります。
でも、それは上司が、「その気になり」小さな成功を見つけ、承認することです。
地道はことですが、それが組織の真の活性化につながります。
リーダー・経営者の皆さん、「その気になる」エネルギーありますか?
ありますね
今日も最後まで読んでいただかいありがとうございます。
良い一日をお過ごしください。