もっともっと出世したいです!と願うリーダーへ4つのアドバイス

2019年12月8日 VOL.82

多様化人財対応の専門家 谷口彰です。



以前、主任研修を開催したときの昼休みに、いただいたご相談とは

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もっともっと出世したいのですが、なにかアドバイスはありますか?

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というものでした。



実は同期・先輩を追い越して早く出世したい! という俗に言う出世欲の強い方のように感じました。




ある統計では、出世したくない > 出世したい という中間管理職が多い中で、正直に「私は出世したい」と言ってもらったのが、嬉しかったです。



しかし、出世欲が強いな~と感じた私は、「DOING(実績・やり方)は大切ですが、それ以上にBEING(存在・あり方)が大切です」とお答えしました。



なぜなら、短期的に実績を上げて昇進・昇格しても、人望や他部門からのサポート、特に困った時に同期をはじめ同年代からのサポートなしでは、次の大きな仕事はやり遂げることが困難でです。



そして次の昇進・昇格では認められずに置いてきぼりになる可能性が大だからです。


今日は「もっと出世するにはこの4項目を理解しろ!」という少々高飛車なテーマです。

コメント・ご質問等お待ちしております。こちらからどうぞ。

笑顔が多い組織は問題が少ない


出世する人は業務の専門性を最低4つ持つ

 


私の持論は、20歳台で専門業務を2つ、30歳台でさらに専門業務を2つ増やして、さらにコミュニケーションを自分の得意分野とすれば、30歳後半から残りの30年間はリーダー・経営者として実力発揮できるでしょう! とお伝えしました。



それはなぜか?



まずは業務がきちんとできない人は管理職・リーダーにはなれません。



よく高所大所からの視点でアドバイスをする、という方が居ますが、スタッフレベルでの業務は日々「紛争」のようなものですから、その場で的確は判断を伝え、「紛争」解決のアドバイスをする必要があります。



いかに短時間で多くの業務を処理するか? という処理能力を高めるには、実践で鍛えたノウハウが大切で、それが業務時間の「時短」につながり、さらに別の業務をこなす時間となります。



ですから、最低でも4つの専門分野を持っていないと、業務対応が厳しくなります。



一つの業務の専門家になるのに 一般的には1万時間が必要と言われ、1日8~9時間労働で約3年間が必要となります。



ですから20歳台で2つ、30歳台にで2つ、合計4つの専門分野を身に着けるには、最低でも12年間は必要となります。



もし4つの高い専門性を持ち、それを組み合わせた知識と実行力を持っていれば、

その道の「権威」

つまり、あの人に聞けば必ず答えをもっている、という評判と実績ができれば、少なくとも当面は社内での「権威」ある立ち場は維持できます。

(これはあくまでも権威なので、権力(人物金の支配権力)とは全く違います)



それは大変は12年間になるでしょうが、逆に日々給与をもらって専門知識を得られる、と思えば、サラリーマンは気楽は商売です。

出世する人はコミュニケーション能力を高める



私がその専門分野の中に、是非「コミュニケーション力」を入れるべきと考えます。



私はコミュニケーションには自信がある、と言われる人がいますが、単に楽しい飲み会を主催できる、というものではなく、部下との信頼関係を築けること。



それを基に、部下一人ひとりが自発的は行動・提案、高効率な職場作りなど部署の目標に向けたベクトルが一つとなり、結果として部署の成果があがり、部下も上司も高い評価をもらう、という好循環を作り上げることが、大切です。



そこの部署でのこの好循環を作り上げられることが、「チームをまとめられる上司」であり、会社にしてみると頼もしい管理者となります。



ですから、結論としては、専門分野として「信頼を高めることができるコミュニケーション能力」を身に着けることはとての大切なことです。


しかし、一般的は専門分野であれば、1日8~9時間集中すればよいのですが、コミュニケーション能力は1日8~9時集中することは、一般業務もあるので難しいです。

30歳台前半で、コミュニケーション能力を磨き始め、30歳後半にその能力は発揮できるようにすることが望ましい姿だと思います。



この2つを徹底すれば出世は近いです。がサラリーマンの先輩として、あと2つのアドバイスを追加します。

出世する人はヒラメ族とイワシ族には入らない



ヒラメとは、上に目が付いている、つまり上司の顔色だけをうかがっている種族。



イワシは常に群れをなす、つまり「横断歩道、みんなで渡れば怖くない」種族、1人では何もやらない、何もできない人のこと。(どちらも昭和時代の高度成長期の言葉です)



組織内には常にヒラメ族とイワシ族が居て、ある瞬間は、その「族」は恩恵を受けます。
誰かが守ってくれる・群れていれば怖くない、という保身集団の中にいるからです。



でもこのようなヒラメ・イワシという言葉があるという事は、世間はそれを心の中からあざ笑っているのです。



ある組織で、カリスマ部長・役員が居て、その方へヒラメ族として滅私奉公しても、そのカリスマの時代はいずれ終わりますし、そういうカリスマこそ社内に敵が多く、栄光の日々は続きません。



また出世には、社内評判が大切です。



例えヒラメとして上司があなたを推薦しても(主任レベルなら別ですが)上位職となれば、上司一人が推薦しても他部門んからの推薦(少なくとも反対はしない)が無ければ出世は厳しいです。



ですから日々の業務で関連部門ときちんとやり取りをして、部門単位でもWIN/WINの状況を常に作る続けれいれば、昇給・昇格会議にてあなたを悪く言う人はおらず、逆に他部門の管理職から後押しをもらえる可能性が大きくなります。



サラリーマンとして、また人間として、「今の自分が好き」という感覚を保ちつつ、周囲からも「あの人は実力で生きている」と評価されて、初めて、真の出世が近づいてきます。



最後は普遍的は実力があり、人望がある人が出世の対象となります。

出世する人はお客様を大切にする



お客様は本当に正直です。



ちょっとして上辺の対応は見透かされています。ですから日々の対応は非常に重要です。



2つのエピソードがあります。

1、社内では物静かであまり自己PRをしない主任がいました。北米担当業務をしてました。



ある時部長が北米視察に行った際、多くのお客様からAさんには本当に助けてもらっている。あなたの部下は素晴らしい!と褒められた、とニコニコ顔で帰国されました。



Aさんは翌年、北米営業課長となりました。



2、あるメーカーの主任Bさんは、業者への態度が横柄で、言ったことを守らず、取引先に責任転嫁したり、人望が薄い人でした。



翌年の管理職昇進試験に落ちた際、その取引先のメンバーは祝杯?挙げた・・との事です。
そこで一言。Bさんが管理職に成れなかったあのメーカーの上司の方は、人を見る目があるね!



相手が、取引先であれ、同僚であれ、上司であれ・・相手を人としてきちんと対応することが、まずは人間として大切であり、かつ一度築かれた信頼関係は一生ものの宝となります。




出世したい、と思う気持ちは大切です。しかし組織内で働く以上、仲間からのサポートなしには組織運営は出来ません。



是非、心技体の観点から そしてこの4つのアドバイスを参考にして、是非あなたの夢を叶え、日々充実した人生を送ってください。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

良い一日をお過ごしください。

 

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