産休明けの過剰な配慮に困っています・・仕事がない!
2019年10月1日 Vol.73
多様化人財対応の専門家 谷口彰です。
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産休明けで出社したら、仕事がもらえません。
上司がいろいろと配慮をしてくれていますが、逆に仕事が雑用が多く、暇でしょうがない・・
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との相談メールをいただきました。
今日のテーマは「産休明け社員の対応はどうすべきか?」です。
産休明け社員の意向・事情を確認せずに仕事内容へ過剰配慮
男性リーダー・経営者は産休明け社員との経験がないと、過剰に心配するケースがあります。
仕事をバリバリとこなしている女性だと特に、産休明けで仕事を与えてもらえずに不満、と聞きますが、それは上司と本人の「産休明けの理解」にギャップがあるからです。
結論として、産休上げの状況をリーダー・経営者に詳しく説明してください、とお願いしました。
私は過去に3人の産休明け女性社員を経験しました。最初はドキドキしましたね。
子供は丈夫なのか? 旦那さんは協力的なのか? ご両親は近くにお住まいなのか?
その時点での私の経験は、妻の出産だけです。ですから、いろいろと想像して、腫物に触る、という表現は不適かもしれませんが、とにかく「そ~っと」しました。
その後、その女性社員から、もっと仕事をください、との要望があり、そこで初めて、「状況確認」をしました。
子供元気、ご両親は近くにお住まいで、(熱が出たなどの)緊急対応は可能、などなど。
その後3か月後(でも様子見したかったので)から徐々に仕事を増やし、6カ月後までにはほぼ産休前の仕事量まで戻しました。
つまり一般的に男性上司は、産休明けの女性社員の状況をよく理解していない、という事実があります。
ですから、産休明けに出社したら(実は、出社準備として会社に来る際に)上司と子供やサポート状況などを詳細に説明し、どの程度の仕事ができそうか? 熱などの緊急時はどう対応できるのか? したいのか? を説明してもらい、相互理解が必要です。
でないと、相互に疑心暗鬼状態となり、せっかく産休明けで戦力が増えたのに、戦力化出来ない可能性が大きくなります。
産休明け直後は、進んで雑用をするように心がけましょう
最初の3か月程度は、体を慣らしながらの業務となり、少し物足りない、と感じることがあるかもしれませんが、その際は進んで雑用などを引き受けて、チームの一員として「私は復帰しました!」とPRすることも重要です。
正直に言うと、産休の間は皆で仕事をカバーしたのでちょっと大変でしたよ・・とは誰も言いませんが多少なりともそう感じています。ですから、産休明けの初期の時期に、みんなの仕事を積極的に手伝うということは、チームワークをさらに強くするためには重要は事だと思います。
これは産休だけではなく、怪我をして3週間休んだ、インフルエンザで1週間出勤自宅滞在となった、などいろいろなケースにも当てはまります。
リーダー・経営者の皆さん
職場での基本は、分からないことは本人に直接聞く!ということです。今後は産休に加え、介護も増加傾向であり、個々により状況は大きく異なるでしょうから、躊躇なく聞くことが部下との信頼を深くするきっかけにもなります。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
良い一日でありますように!
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