○○さんは△だからね~と一般化して決めつけていませんか?
2019年5月10日 Vol.004 『一般化して決めつける』
こんにちは、谷口彰です。
今日は、「一般化して決めつける」という内容です。
今インドで働いていますが、日本との文化の相違、育った環境が異なるので、仕事の方法が もちろん 異なります。
日本人が良い、とか インド人がダメ などというつもりはありませんが、大きく異なります。
って書きつつ、インド人=特定の個人(集団)を指して、その少数派の状況をインド人全体的は傾向、として「インド人一般化」していませんか?」というコンセプトが今日のお題です。
一般的に、インド人の時間に関する観念はおおらかです。別の言葉で言えば、時間にはルーズです。
弊社の始業は9時であり、9時から朝礼ミーティングが始まりますが、毎日遅刻者が出ます。道が混んでいた、バスが遅れた、乗合タクシーが満員で乗れなかった・・などなど。
私はあと10分早く家をでればいいんじゃないのかな? と言ってもいつも通りなら遅刻しなかったんですよ・・と反論されます。
ちなみに、インドの法律で、始業から五分以内は遅刻と出来ないらしい・・
しかし、スタッフには、取引先訪問する際は、10分前に、駐車場に到着、5分まえに受付に行きのがルール。相手が30分待たせようと、必ず5分前にはスタンバイしていること!という指示をだしています。
先日訪問した塗装メーカーさんには大変感激しました。
入口に大きく「わが社のGOLDEN RULR」(黄金律です)
その最初は①時間厳守 ②ユニフォームはいつも清潔に などなど、とても日本的な内容です。
事務所の会議前には、お客様の会社の社是が書かれており、ここもお客様を第一とし、最高の商品を提供する・・と書かれていました。
実は、このようなメッセージを見た取引先は、ここが初めてです。
その時にふと考えました。
私は今まで、インドの会社、インド人は時間を守らない(時間という感覚がルーズ)と信じてきまし、実際に時間通り会議等が開始することは稀ですので。 ああ、私は「インド、インド人を一般化している」ことに気づきました・・・
そうなんです。ここは社員全員で、時間厳守・清潔なユニフォームを求め続け、最終的には、きちんとした品質の高い部品を供給しています。日本の会社と比べても、きちんとした管理をしていました。
リーダー・管理所の皆さんは、どんな「一般化」をしていますか?
部下個人、特定フループ、国籍の違い、担当業務違い、外部表彰有無
人間は何気なく、色々なグループを色々な理由で区別(差別)しています。特に相手が少数派だと、その傾向は強くなります。
まずはそれに気づくことです。好き・嫌いは感情の最もわかりやすい場所ですが、何気なく「いつも好き」「いつも嫌い」など感情に「いつも」が始まったら、それが「一般化」の始まりです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!