仕事の業務命令を、依頼形式が成果を上げる
2019年6月12日 Vol.028
「業務は依頼すると成果が高まる」についてです。
こんにちは、谷口彰です。
会社に入社することは、その会社の業務命令に従う、という契約が成り立ちます。業務命令・指示に従って仕事をする対価として、給料をもらいます。
ですから、管理職・経営者の方は、業務命令をだす権限を持っています。
という堅い話から始まりましたが、では、ただ業務命令をだせばよいのでしょうか?
サラリーマンを36年やっていると様々な上司も元で働きます。よい上司もいれば、パッとしない上司もいました。
パッとしない上司の例として、業務命令が本当に命令! これやってね。明日の9時まで、以上。(と単なる伝言) って具合です。
これやってね、程度であれば対応できますが、終業直前に、業務命令で残業して、とか 明日の土曜日は休日出勤おねがいね! などなど。かなりメンタル的にはイライラする譲許をわざわざ上司が作っています。部下としては「ヤラサレ感」満載です・・
では、良い上司の業務命令はどういう流れになるか? というと
- 業務命令ではあるが、上司・部下のと関係性を前面に出さない
- 業務命令を 業務依頼 の形式を活用する
- 業務を行う上での、サポートなどができる
具体的に
A社との商談のパワーポイント資料5枚程度を明日の15時までに作成してもらえると大変助かるんだけど、依頼しても大丈夫かな?
この業務依頼には
- 具体的は依頼する内容(A社向けパワーポイント5枚)
- 期日を締める(明日15時まで)
- 上司の感情(感謝の気持ち)
- 業務命令ではなく、都合を確認しつつ業務依頼をする
という流れです。
部下としては、内容が具体的で、上司から感謝の気持ちがあり、たとえ断るとしても、それなりの理由を述べなくてはならず、そこで、上司は優先順位を決めることが出来ます。
また、単なる「やれ」よりも、断るチャンスがある、ということは、一緒に働いている同僚のような感覚となり、上司に親しみを感じると思われます。
部下との会話はちょっとした気遣いで、その場の雰囲気が和らぎ、お互いに相互尊重の気持ちが伝わるので部下としても、他に業務があったとしても、よし!頑張って対応しよう、という気持ちになります。
リーダー・経営者の皆さん、一方的に業務命令をする昭和(平成前期)時代は終わりです。今令和の時代では、相互尊重と業務依頼の時代です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。